「メガソーラー」は、メガ「国土破壊」です!
◆「社会の裏側!」135
~霧ヶ峰の尾根筋に、東京ドーム40個分の広さの「メガソーラー」を作るなんて、
もう狂気ですよね。こんな方法で、自然に優しい再生エネルギーが作れるの
でしょうか(2020/08に、住民たちの大反対のため、企業はしぶしぶ撤回の
表明をしました。でも、日本国内に拡大している図式は変わりません)~
やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!
今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。
地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせたい。
ぼくはいつもそれを望んでいます。
そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた、重い事実を、
ぜひ知ってほしい……。
★概略
あの東日本大震災(2011年3月11日に発生)で起こった
原発「大事件」。
あの悲惨な大事件で、多くの人たちは「エネルギー」の大切
さ、そして危(あや)うさを、肌身で知りました。
なにしろ、ぼくの住む東京地方でさえ、コンビニの棚は空
(から)っぽ。
駅のホームや階段やコンコースなどの照明は薄暗くなり、
もう、どこを見ても幽霊屋敷そのものでした(笑)。
いや、本当なんです。
★★★
そのため、原発以外に、安全なエネルギーにはいったい何が
あるのか、皆さん、血眼(ちまなこ)になったわけです。
そして、いま述べている「メガソーラー」などが目の前に現
れてきたというわけですね。
確かに、原発などより、一見、爽(さわ)やかに見えます(笑)。
ところで……「大切な余談」を一つ。
いま原発や「メガソーラー」などのお話をしていますが、
日本は、じつは資源大国なんです。
いや、「エネルギー大国」……と言い換えてもいい。
もしこれが可能なら、過去、日本はあのような悲惨な
戦争に走らなかったはず。
当時の先祖たちがこのことを知っていたらと、悔(く)やみ
きれません。
それがどのようなエネルギーなのかということについては、
いま、そのことに触れると長くなりますので、その件に
ついては、稿を改めます。
★★★
いずれにしても、原発か「メガソーラー」か。
この二つしかなければ、さあさあ、どうする?
なんて問われたら、多くのクリーンなかたは「メガ
ソーラー」を選ぶのじゃないでしょうか。
でも、いったい、この「メガソーラー」とは、そもそも
何なのか。
そして、なぜいま、この問題が日本各地で大きくなって
いるのか。
この「メガソーラー」とは、出力1メガワット(1,000
キロワット)以上の「大規模太陽光発電」を指す
んですね。
そう、個人のお宅の屋根に設置したような、あんな小さな
ものは、そうは呼びません。
なにしろ「メガ」……というぐらいですから、100万倍
もの単位のことでもありますし、まあ一般的には「巨大な」
という意味でも使います。
★★★
なぜ、これほども広がったのか。
それは、ひとこと、儲かるからです(笑)。
企業たちは、それが「クリーンなエネルギー」だからと
いうだけでは、絶対に、1ミリも動きません。
やるだけマイナスでは、続きませんからね。
こうした太陽光など再生可能エネルギーで発電した電力は、
国の「固定価格買取制度」というもので、一定額で一定
期間、電力会社が買い取ることになっているんですね。
これがこうした「メガソーラー」を広げた元凶(げんきょう)
です。
たとえば、太陽光の買取価格は、2017年度で1キロワット
時当たり21円、買取期間は20年となっています。
詳しいことは省きますが、100万キロワット時以上の
発電が可能になると、それだけで、年間で2100万円の
収益になるわけですね。
いやあ、凄(すご)いものです。
★★★
そもそも、この「メガソーラー」は、当時、菅直人
(かんなおと)首相が国際公約してきた日本の「ソーラー
1000万戸計画」が、始まりなんですね。
これは、酷(ひど)かった……。
これらについては、以前、この欄で、ぼくは詳しく
述べたのですが、この「メガソーラー」の原料を、
ちょっと見てみましょうか。
現在は、シリコン系と、化合物系、それに有機物系が
中心です。
シリコン系は、現在の太陽電池の主流なんですが、
多くの結晶でできたシリコン基盤を使ったもので、いわば
ケイ素が原料なんですね。
太陽光発電の普及が進むのに伴って、この太陽電池市場も
拡大してきたのですが、同時に材料である、この「シリ
コン」も不足するという問題が生じてきました。
★★★
そこで、先述したような、さまざまな原料が登場したと
いうわけなんですね。
その「化合物系」の中に、カドミウム(Cd)とテルル(Te)
を使うものがあります。
これは、いわゆる「CdTe系」と言われるもの……です。
これ、製造時のエネルギーが小さくて低コストでもある
ので、現在は広がっているようですが、ただ問題は、原料に
対する懸念でしょう。
ご存じのように、原料のカドミウム(Cd)は、日本では
富山県神通川(じんずうがわ)流域で発生した「イタイ
イタイ病」の原因物質です。
この「イタイイタイ病」って、ご存じですよね。
★★★
しかも、驚くべきことに、この「メガソーラー」を
規制する法律がない。
この「メガソーラー」は、建築基準法上の建築物ではない
……というわけですね。
しかも、土砂条例としても、外部からの土砂の搬入が
なければ、お咎(とが)めなし……というわけです。
法律がない……!
なのに、たとえば、静岡県の伊東市。
ここの「メガソーラー」運営企業は、韓国系の中堅財閥
(ちゅうけんざいばつ)のようです。
まあ、彼らにとっては、日本の自然がどうなろうと、
そんなことは知ったことはないのでしょうが、こうした
動きを規制する法律が日本にはないんですね。
彼らのやりたい放題なんです。
まあ、そのような具体例を、本書では述べております。
あなたの、きわめて身近に、この「メガソーラー」が
鎮座(ちんざ)していることを、ぜひお知り下さい。
まままま、どうぞ、本書の頁をお繰り下さい。
★目次
★(第1章)
ただ一面に立ちこめた 、牧場(まきば)の朝の霧(きり)
の海……に、「メガソーラー」が敷き詰められている。
そんな光景、ぼくは見たくはありません……
★(第2章)
これがこうした「メガソーラー」を広げた元凶(げん
きょう)です。そして、現在、稼働している全国のメガ
ソーラーは、出力2,000キロワット未満が5,411施設。
そして、2,000キロワット以上が374施設。つまり、合計
5,785施設に及ぶわけですね。う~むむむ……
★(第3章)
「メガソーラー」では、有毒物質を多数含む蓄電池が必要
なのですが、そうした有害物質を、管理の行き届かない
1000万戸もの一般家庭に取り付けようとしたわけで
すね。この「太陽光パネル」の寿命がきたとき、この産業
廃棄物処理は、いったい、どうなっているのか……
★(第4章)
たとえ山崩れなどが起こっても、これを規制する法律が
ないんです。この「太陽光パネル」は、建築基準法上の
建築物ではありませんし、しかも、土砂条例としても、
外部からの土砂の搬入がなければ、お咎(とが)めなし
……というわけなんですね。業者のやりたい放題と
いうわけ……