◆「社会の裏側!」130
~ガソリン車の販売を2040年までに禁止すると英仏が言うぐらい、
地球の環境は緊迫しています。なぜ「日本だけがパリ協定」に逆行するのか。
澄んだ青空を子孫に残すために、あなたのできること~
山田博士・著
(1冊は、585円~695円です)
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価格は異なっていますが、後日、ASPで公開する予定です。
ご希望なら、早めに作業を進めます(ただ、なるべくなら、
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やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!
今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。
地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせたい。
ぼくはいつもそれを望んでいます。
そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた、重い事実を、
ぜひ知ってほしい……。
★概要
世界各地で頻繁(ひんぱん)に起こっている、最近の集中豪雨。
いままでの想像を、はるかに超えています。
日本でもそうなのですが、中国ではもっと凄(すさ)まじく、長江
(ちょうこう)の下流にある世界最大の水力発電ダム「三峡(さん
きょう)ダム」が、いままさに破壊するのじゃないかという深刻な
事態にまでなっています。
すでに、これを書いている今日現在、中国政府の発表だけでも4500
万人が洪水のために被災しているのだとか(実際の数字は、とても
それどころじゃないと思いますが……)。
この数字が正しいとしても、日本の人口の3分の1……じゃありま
せんか!
これは、いったいどういうことなんです?
自分たちでせっせと気候を壊し、その結果として、人間が壊れる。
こうした人災の犯人は、いったい誰なのでしょうか。
もちろん、人間の行為以外のほかの要因もあるかもしれません。
自然の力はもっともっと大きいですからね。
でも、ぼくは思います。
人間たちが行った行為が、少しでもそうした災害に影響を与えてい
るのであれば、そして、そういう懸念(けねん)が少しでもあるの
であれば、それを正す方向に、1ミリでも向かうのが人類なのじゃ
ないでしょうか。
★★★
それについて、まったく動こうとしない中国もそうなんですが、じ
つは、そういう行為に後ろから経済的に加担していたのが、ほかな
らぬ、日本の「3大メガバンク」でした……。
そう、「石炭火力発電」……。
戦後のぼくの小学校時代は、たとえ寒い冬であっても、「豆炭スト
ーブ」なるもののお陰で、教室では心温まる時間を過ごすことがで
きました(もちろん、そのために勉強が進んだ……という話とはま
ったく別です)。
でもぼくは、子どものころ、この匂いが大好きでした。
いつも、鼻の穴を大きく開いて、この豆炭の匂いを嗅(か)いでい
たほどです(笑)。
でも、その石炭がいま……。
そう、たとえば「石炭火力発電」が、いまの地球を大いに泣かせ、
この星に棲(す)む生きものたちみんなを苦しませている「犯人」
だったんだ……ということが、だんだんと分かってきました。
★★★
それなのに、この日本では、なぜか大地震が起きて停電にでもなれ
ば、この「石炭火力発電」の必要性が叫ばれます。
なぜなのです?
論点が、まったく違うのじゃありませんか。
本書のサブタイトルでも述べましたように、いまや、ガソリン車の
販売を2040年までに禁止しよう……と英仏が言い出すほど、地
球は緊迫しております。
「石炭火力発電」だけじゃなく、こうした石油問題に対しても、い
まは世界で論議しているわけですね。
ところが、そのような中、一人日本だけが「石炭火力発電」を推し
進めております(笑)。
いや笑い話ではなく、現実に、そうなんですね。
日本だけが……。
いやいや、それどころじゃなく、なんとアジア諸国へ、この「石炭
火力発電」を輸出しているわけですね。
★★★
もう皆さん、一度はお聞きになったと思いますが、2015年12
月に、196か国が合意した「パリ協定」……という取り決めがあ
ります。
このとき、国際社会が決断したのは、 気候変動による悪影響がこ
れ以上危険なレベルを越えないためにどうするか……ということで
した。
それこそ、子孫たちに、どのようにして「青い空」を残したらいい
のか。
みんな真剣に論議したわけですね。
もう、待ったなし……でしたから。
結果として、「産業革命以降」の世界の気温上昇を、「1.5度~2
度C未満」……に抑(おさ)えること。
★★★
ところが、こうした「脱石炭火力」の潮流が強まる中ですが、一人
日本だけは、「パリ協定」に逆行しております。
そのため、今回、本書で、そのあたりをぜひ知ってもらおうと考え
ました。
こんな恥ずかしいこと、他国に言えますか。
なんと、国内の石炭火力発電所の新設計画が40基以上もあるうえ
に、先述しましたように、海外へ輸出しようともしているわけですね。
途上国支援という名前で……。
日本だけが、ますます、この「石炭火力発電」の依存度が高くなっ
ているのは、いったいなぜなのでしょう。
きっと、ほかの先進国たちは、苦虫(にがむし)を噛(か)みつぶ
したような顔をして、日本を見つめているのでしょうね(注:不愉
快な顔をして……という意味です。もちろんお分かりでしょうが。笑)。
★★★
2018年の4月に、東京都内で、環境やガバナンス(支配、統治)
などに配慮した「投資」の最前線を探るいくつかの国際会議が開か
れました。
投資家の集まりのこの内容が、また面白い。
その「国際会議」で、世界の投資家や年金ファンド、アナリスト
(分析する専門家)や保険会社の責任者が繰り返し取り上げていた
「キーワード」がありました。
それは3つ(本書で詳しく述べています。面白いですよ。投資家の
考えがよく分かります。彼らは本気でいつも未来を考えていますか
らね)。
ところが、これは、ドイツにある環境NGOの「ウルゲバルト
(Urgewald)」という組織がまとめた最新の報告書の「銀行vs.パリ
協定」……というものがあります。
それによりますと、新たに「石炭火力発電」の建設計画を進めてい
る大手企業120社への融資額で、みずほフィナンシャルグループ
は世界で第1位でした(115.25億米ドル・約1兆2千億円。2014
年1月~2017年9月の間)。
★★★
「みずほ」は、約3年半ほどで、これだけの金額を融資しているん
ですね。
凄(すご)いものです。
ところが、第1位だけじゃなく、その第2位は三菱UFJフィナン
シャル・グループ、そして第5位が三井住友フィナンシャルグルー
プ……。
すべて日本の「メガバンク」。
何ですか。
このランキングは……。
もうぼくは、どこかに穴があれば(無くても、どこかに掘ってでも
して)潜(もぐ)り込みたい気持ちになりました。
さて、あなたが今日すぐにできることとは……。
どうぞ、本書を楽しく、しかも真剣にお読み下さい。
子孫たちのために……。
★目次
★(第1章)
そのため、戦後のぼくの小学校時代は、たとえ寒い冬であっても、
この豆炭ストーブのお陰で、心温まる時間を過ごすことができました。
でも、その石炭がいま……。そう、たとえば「石炭火力発電」が、
いまの地球を大いに泣かせているわけですね……
★(第2章)
先年の北海道の大地震。電気が止まって、大変な状況でした。でも、
電気の復旧を待つのと、「石炭火力発電」の復旧を待つのとは、ま
ったく別の次元じゃありませんか。おまけに、各地の原発の再稼働
も次々と……
★(第3章)
でもいまは、本稿のサブタイトルで述べたように、ガソリン車の販
売を2040年までに禁止しよう……と英仏が言い出すほど、地球
は緊迫しております。2015年12月に、196か国が合意した
「パリ協定」という取り決めがあるのですが、それによれば……
★(第4章)
世界の人たちは、本当に真っ青になりました。そのため、「パリ協定」
に署名した国々のうち、フランスやイギリス、カナダは温室効果ガ
スを大幅に削減するために、CO2を大量に排出する、この「石炭
火力発電」の廃止を発表しております……
★(第5章)
いま、世界の投資家の間では、「気候変動への配慮」が、企業を見
る選択基準になっています。「ESG投資」というのですが、3つ
の「キーワード」を元にして、投資先を考えるわけですね。その3
つとは……。いやあ、彼らは、なんともよく見ています……
★(第6章)
よその国ではまったく考えられないのですが、日本のこの「3大メ
ガバンク(銀行)」が、「石炭火力発電」の建設計画を進めている大
手企業へ、巨額な融資をしています。こうしたことに抗議するため
の1枚のハガキを出すぐらいなら、あなたにでもできますよね……
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