◆「社会の裏側!」98……2週に1度頻発している「介護殺人」で、 主役にならぬ方法!


2週に1度頻発している「介護殺人」で、
主役にならぬ方法!

◆「社会の裏側!」98

~改定された介護保険の4つの改悪点と、それでも、あなたが今後生き
 延びるために、
絶対に必要な2点とは~

山田博士・著





(585円です)
                 
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やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。
 
地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせたい。
ぼくはいつもそれを望んでいます。

そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた、重い事実を、
ぜひ知ってほしい……。








★概要


あるテレビ番組がありました。

タイトルは、「NHKスペシャル“介護殺人”当事者たちの告白」
というものでしたが、2016年の10月9日にも、再放映された
ようですね。

これは、日本中で介護を担(にな)う人の数が557万人にも達して、
「介護問題」は、もうけっして他人事じゃなくなった現状に鑑(か
んが)みて、企画されたもののようでした。

そして、「介護殺人」という悲惨な体験をした「加害者」たちの声を、
鋭く聞いた内容だったのです。

いやあ、この内容には、ぼくも驚きました。

でも、この取材は大変だったと思いますね。
だって、多くの「加害者」は、そんな取材にはとても答えられなか
ったはずでしょうし……。

そのときのNHK報道によりますと、2010年から2016年ま
での間に、日本全国で「介護殺人」と思われる事件は、138件も
起きております。

わずか……6年間に、です。
つまり、1年間で約23件。
1か月では約2件。
と言うことは、1週間おきに1件……ということになりますか。

もの凄い頻度(ひんど)です。

              ★★★

まさに、いまぼくたちの国は、「介護受難時代」に突入したと言っ
ていいのかもしれません。

政府は、「カネがない」といつも叫びながら、在宅介護を国民に押
しつけてきたわけですが、そのツケがいま、各地で噴出しているわ
けですね。

けっして政府に「カネがない」わけじゃなく、自分たちのためには
もの凄い無駄なカネを使っておきながら……国民一人ひとりを、「介
護受難時代」にする。

埼玉県の秩父(ちちぶ)地方のある町で、2016年の2月、警察
に1本の電話が入ったのです。
「妻を刺した……」

83歳の男性が77歳の妻を殺し、みずからも傷だらけになってい
たと言います。

しかし、彼は、一人部屋の留置場から一歩も外に出ず、無言で押し
通し、水以外の食事は口にしないで、9日後に病院で死亡しました。
一人、寂しく……。

なぜ、彼は、ここまで追い込まれたのか。

              ★★★

「認知症の妻の介護に疲れ、無理心中を図った」と、当初話してい
た彼なのですが、取材で見えてきたのは、理想とも思えるような第
2の人生を送っていた夫婦の姿だったのです。

端(はた)からは、何も分からないものです。

彼は、東京のテレビ局を50代で早期退職しました。

そして、妻との終(つい)の棲家(すみか)の場として選んだのが、
今回の土地だったのです。
自然豊かな秩父地方だったわけですね。

ところが、事態は急変します。

まあ、そのあたりは本書でご覧いただくとして、誰にでもおこりう
るのが、この「介護殺人事件」なんですね。
いかに幸せな日々が続いていたとしても、ある日、突然、起こる。

              ★★★

京都府で起きた「認知症母殺人事件」というのもありました。

認知症の母親(当時86歳)を介護していた長男(当時54歳)が、
京都市伏見区の桂川(かつらがわ)の遊歩道で、母親の首を絞めて
殺害した事件なんですね。

その直後に自らも命を絶とうとしたのですが、そのときは未遂(み
すい)に終わりました。

でも、逮捕されて有罪判決を受けたその長男が、2014年8月、
琵琶湖で遺体で見つかったと……。

こういう事件は、けっして特別なものじゃないんです。

多くのかたは、まさか自分が「主人公になる」とは思っていなかっ
たわけですね。

このように、「介護する側の辛(つら)さ」は、言葉には表せません。

それなのに、いまの行政には、「介護する人」たちを支援する視点が、
まったく欠けております。

              ★★★

介護される人のほうばかり見ていますが、在宅介護を進めながら、
こうした「介護する人」への救済策については、どこにもないわけ
ですね。

だから「介護離職」をせざるを得ない。

そして、経済的に困窮する。
生活保護の申請をしても断られる。
その後の対策がどこにもない……わけですね。

いったい、どうすればいいわけです?

じつは、2015年に行われた介護保険の「改定」は、最悪でした。

そうです。
ぼくに言わせれば、史上最悪……とでも言えるような「改定」でした。

いやあ、ここまで政府は、高齢者とその介護者をないがしろにする
ものなのかなあ……と、口をアングリと大きく開けて呆(あき)れ
かえったものです。

そのときの「改定」は、何が問題だったのか、そのあたりも、本書
では述べました。
驚くような「改悪内容」を、ぜひご覧下さい。

              ★★★

ある介護福祉士がおっしゃるには、自分の働いているグループホー
ムの利用者の半数以上が、「要介護2」だとか。

今回の「改定」では、つまり、人数の多い「要介護2」の人たちを
切り捨てて、おカネを浮かそうという政府の魂胆(こんたん)なわ
けですね。

このやりかた、きわめて卑怯(ひきょう)じゃありませんか。

そして、2018年にも、「介護保険制度」が変更しました。
今後も、こうした「改定」が続くことでしょう。

でも、ぼくたちは、いまの社会が良くなるまでジッと待つわけには
いきません。
その間に、どんどん人生は進んでしまいますからね。

              ★★★

それに、はたして社会が良くなる日が本当に来るのかどうか。

人類の歴史を少し振り返りますと、悲しいかな、国民みんなにとっ
て素晴らしい国ができた例は、過去に「1国でさえ」ないわけですね。

人間とは、ひょっとして、こうして闘いながら生きて行くのかもし
れません。

だから、まずぼくたちで可能なことを、今日からぜひ実践したい。
そのために、ぼくたちに必要なことが二つあります。

まずこれさえ可能であるなら、社会がどうなっても、生きられます。

そして、家族を守ることが可能です。

その二つとは何か。

本書を、どうぞ、ご覧下さい。





★目次


★(第1章)

さだまさしさんの歌「秋桜(コスモス)」を聴いていて、もういけ
ません。視界が突然曇ってきました。親子の絆(きづな)とは、本
当に強いものなんですね。ふだん、喧嘩ばかりしていても、突然、
相手を思いやる。それなのにいま、家族の間で……。

★(第2章)

礼儀正しく真面目な人ほど、他人に相談もせず、自分一人で責任を
負っている人が多いような気がします。人には迷惑をかけてはいけ
ない……そう思っている人は、「介護」という自分だけではどうに
もならない現実を前にして、押しつぶされるのかもしれません……

★(第3章)

京都府で起きた「認知症母殺人事件」は、いまの「介護殺人事件」
の典型的なものです。でも、ケアマネ(ケアマネジャー)の、なん
と50%以上の人たちが、こうした在宅介護の介護疲れによる「殺
人事件」を危惧しているわけですね……

★(第4章)

2015年に行われた介護保険の「改定」は、本当に最悪のもので
したが、その問題点を4つ挙げておきます。これこそが、いまの「介
護殺人事件」へとつながっているのでしょうね……

★(第5章)

いま、ぼくたちが「介護殺人事件」を防ぐためにできることは、何
だろう。それには大きく分けて二つあります。寝たきりや認知症に
なるきっかけは、じつは転倒なんですね。だけどそれを防ぐには……

★「社会の裏側!」シリーズの既刊本案内








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