◆「社会の裏側!」93……若い漁師の姿が消えた悲しい港町。「日本漁業」を救う方法が一つある!



若い漁師の姿が消えた悲しい港町。「日本漁業」を救う方法が一つある!

◆「社会の裏側!」93

~ノルウェーから鯖(さば)を輸入している島国日本。いま、漁師の高齢化が
 進んでいます。でも、かの国では逆に若い漁師が高所得者になっているんですね。
 その理由を探れば~

山田博士・著





(585円です)
                 
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やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。
 
地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせたい。
ぼくはいつもそれを望んでいます。

そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた、重い事実を、
ぜひ知ってほしい……。









★概要

ぼくの故郷(ふるさと)は、近畿地方の日本海に面した港町。

いつもこの町に戻ると、ぼくはキャスター付きの大きなカバンをゴ
ロゴロと引っ張りながら、駅から続く大通りを実家へと歩きます。

その大通りの途中の交差点を右に曲がったところに、「魚屋専門通
り」があります。

でもいつも、その光景を見ると、本当にショックなんですね。

ぼくは、かつて賑わったその商店街の光景をよく知っています。

でもいまの魚屋の多くはシャッターを閉め、ホンの数軒のみしか開
いておりません。
なんとも寂しい光景。

★★★

じつは、ぼくの中学時代の友だちが、その貴重な1軒の店主をして
いるのですが、最近は、いままで笑顔を返してくれていた彼の憂え
る顔を見るのが、本当に辛(つら)くなりました。

もちろん、日本各地の商店街が、これと同じようなシャッター通り
と化してはいます。

でも、港町にあるこの「魚屋専門通り」でさえ、いまではこんな有
り様(さま)なんですね。

いったい、周囲を海に囲まれた島国である日本の水産業は、どうな
っているのか。

そして、今後、日本の水産業は、どうなって行くのか。

若い漁師さんたちがどんどんいなくなり、日本の農業と同じような
環境が広がっている港町。

★★★

いま、ぼくたちは、どうすればいいのか。
そして、日本の漁師たちがでっかい夢を持つ方法とは。

結論を先に、急いで、述べておきます。

その方法は……あります。
しっかりと……あります。

だから、読者の皆さんも、大いに安心して下さい(笑)。

……と言っても、皆さんがいっしょになって、応援し、先に立って
動いて下さらなければ、ダメなんですがね。
すべては、皆さんの両肩(りょうけん)にかかっております。

さて、日本の漁師たちが、でっかい夢を持つ方法。

それは、外国と比べてみれば、本当によく分かります。

★★★

今回の問題は、ほかの産業や今回の「築地移転問題」などとも大い
に関連しています。

そのため、ぼくたちはいまこそ、そのような視点で日本を見つめ直
してみる必要があるのじゃないかなと、思っています。

日本の漁業では、平均年齢がとっくに60歳を超えています。

でも、それは同時に、漁業が、若者たちにとっては魅力のない産業
になってしまったという意味でもあるわけなんですね。

漁業に従事している人の数は、ピーク時には100万人にも達して
いたと言われていますが、現在は、なんと20万人を割っているほ
ど……。

その衰退のスピードには、凄(すさ)まじいものがあります。

★★★

地方にある漁村は、いまではなんと「限界集落(げんかいしゅうら
く)」化……しているほどなんですね。

ちなみに、この「限界集落」とは、過疎化などによって、人口の50
%以上が65歳以上の高齢者になって、冠婚葬祭など社会的共同生
活の維持が非常に困難になった集落……を言います。

各地にある漁村が、いま、そうなっている……。

驚くべきことではありませんか。

日本人は魚を獲(と)り、魚を食べ、魚文化とともに歴史を歩いて
きたわけです。

こうした水産業は、ただ単に食べものの一つだというだけじゃな
く、日本の文化の基礎構造なんですね。

★★★

こうした水産業が無くなれば、日本、いや日本人そのものも存在し
ない。

そのような大切な分野なのですが、いまや、若者たちにとって魅力
のない産業になっているわけですね。

本書では、そうした事態を解決するために、大切な方法を述べます。

しかも、これは外国ではもう当然のようになっており、これこそが、
若者たちが喜んで漁業に従事することにつながります。
簡単なこと。

だから、日本だけが不可能なことでは、まったくないんですね。

ぜひ、多くのかたが、気持ちだけでもこうした漁民たちを応援なさ
って下さい。

そうして、みんなで、日本をかつてのような水産王国に戻そうじゃ
ありませんか。

★★★

ぼくは、日本の漁師さんたちが獲った、日本の周囲で獲れた魚を食
べたい。
そして、魚たちとともに人生を歩いて行きたい。

……いつも食いしん坊のぼくは、強くそう思っております。

ささささ、本書をどうぞ、ご覧下さい。





★目次


★(第1章)

港町にあるこの「魚屋専門通り」でさえ、いまではこんな有り様
(さま)です。いったい、日本の水産業はどうなっているのか。そ
して、いったい、日本の水産業はどうなって行くのか……

★(第2章)

漁業では、平均年齢がとっくに60歳を超えているのですが、それ
は同時に、漁業が、若者たちにとっては魅力のない産業になってし
まったという意味でもあるわけなんですね。ちょっと考えてみてく
ださい。自分がもし漁師だったとしましょう……

★(第3章)

日本の漁業は、「補助金」漬けです。なんと、OECDの中では、
日本の漁業に対する「補助金」の額は、世界一なんですね。これだ
け「補助金」を捻出しているのに、どうして、日本の漁業は衰退の
一途なんです? え? なぜなんです?

★(第4章)

日本の漁獲枠は、「全体の総漁獲量」を決めているだけなんですね。
だから、誰が漁獲枠を使うかは自由で、早い者勝ちなんです。これ
じゃ、乱獲が始まります。こんな方法は、先進国と言われる国の中
では、日本ぐらいでしょう……

★(第5章)

いまのノルウェーにみたいに、各漁業者に、魚が配分されていれば、
他人と競争する必要もありません。相場が高くなりそうなときに、
「さてっと、そろそろ魚の相場が上がりそうだから漁にでも出るか
なあ……」と、のんびり漁に出ればいいわけですから(笑)……

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