「刺身盛り合わせ」に見る、
滑稽さ山盛りの「食品表示制度」!
◆「社会の裏側!」89
~サケ弁当に「ニジマス」使用OK。刺身盛り合わせに「原産地表示」
不要。イカを添加物で甘く着色すれば「原産地表示」不要……だな
んてね~
山田博士・著
(880円です)
やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!
今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。
地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる
涙をストップさせたい。
空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、
ぼくはいつもその方法を考えています。
そのために、「食べもの」が人を180
度変え、家族を変え、文明を変え、歴史
を変えてきた重い事実を、知ってほしい。
★概要
どの家にも、そのお宅の住人の名前が分かるように、表札が一番目
に付くところに張り出してあります。
まあ、最近は、用心のためか、あまり表札を出さないようにして
いるお宅も増えましたけど……。
だけど、食べものの「表札」は、そうもいきません。
だって、その主人の正体や名前が分からなければ、そんなもの、誰
が求めますか。
その食べものが外国からやってきたもので、生産過程も分からず、
しかも安全検査もされていなかったら、どうします?
もちろん、日本国内で製造されたものでも同じ。
★★★
しかも安全検査もされていなかったら、どうします?
もちろん、日本国内で製造されたものでも同じ。
★★★
その正体が明確なものでなければ、ぼくたちはとても口になど、入
れることはできません。
そう、ぼくたちが食べものを求めるときは、その表札は、かなりし
っかりしたものでなくては、いけないわけですね。
ところが、どっこい……。
消費者が本当に知りたい「原材料の名前や内容」が、いかにも分か
りにくい場所に書いてあったり、文字の色が食べものと同じ色にな
ったりしている(メーカーたちも、苦労していますなあ)。
なんと、汁(しる)の混ざった食品なのに、わざわざ底に、しかも
上下反対に貼ってあってあったり……(笑)。
こんな汁ものを目の上に上げ、こぼれてくる汁を手に受けながら底
を読む人なんて、いますか。
★★★
を読む人なんて、いますか。
★★★
これじゃ、メーカーたちは消費者に「お願いだから、こんな原料表
示など読まないようにしてね。お願いだから……」なんて言ってい
るのと同じじゃありませんか。
それどころじゃありません。
たとえば、今回のタイトルにもありますように、刺身の盛り合わせ。
デパ地下や駅地下、スーパーなどでは、マグロとイカが載っていたり、
いろいろな種類の盛り合わせを販売していますよね。
でも、今日から、そのような「刺身盛り合わせ」を求めるのは、ぜ
ひお止めいただきたい。
★★★
なぜなら、その「刺身盛り合わせ」は、いまの法律では、加工食品
扱いになるわけです。
つまり、専門用語で「異種混合」という区分けになるわけですね。
おっととと、ワクチンの話ではありませぬ(笑)。
これは法律的には、加工品混合となり、原産地表示が不要となります。
つまり、中国などから輸入されていても、「中国産」なんて記載は
不要ですから、ぼくたちにはさっぱり分からないわけですね。
いやはや……。
まあ、ほかにもそのような滑稽(こっけい)なことが「山盛り」です。
★★★
おっととと、ワクチンの話ではありませぬ(笑)。
これは法律的には、加工品混合となり、原産地表示が不要となります。
つまり、中国などから輸入されていても、「中国産」なんて記載は
不要ですから、ぼくたちにはさっぱり分からないわけですね。
いやはや……。
まあ、ほかにもそのような滑稽(こっけい)なことが「山盛り」です。
★★★
本書で、ぜひ、いまの「食品表示制度」の実態を楽しくご覧下さい。
そして、あなたも、これらを改革するために、小さな声でもいい、
声を挙げて下さることを願っています。
ささささ、どうぞ、ご覧下さい。
声を挙げて下さることを願っています。
ささささ、どうぞ、ご覧下さい。
★目次
★(第1章)
家の表札だけは、どの家でも、誰が見ても判断できるように、一番
目に付くところに出してあります。だけど、食べものの「表札」は、
消費者が本当に知りたい「名前や内容」が、どこにも書かれていな
かったりするんですね。なぜなのか……
★(第2章)
そのような「刺身盛り合わせ」は、ぜひお止め下さい。今日から止
めてほしいのです。なぜなら、その「刺身盛り合わせ」は、いまの
法律では、加工食品扱いになるわけですね。つまり、専門用語で
「異種混合」という区分けになるわけです。すると……
★(第3章)
「この商品は遺伝子組み換え原料を使っております……」なんて記
載された商品を見たこと、あります? あなた、いかがですか。不
肖(ふしょう)ぼくは、「一度も」見たことがありません。なぜな
らヌケ穴があり、じつはこういう商品に使われているわけですね……
★(第4章)
じつは、先ほども述べましたが、こうした食品表示についての日本
の環境は、OECD(いわゆる「先進国」が中心の経済協力開発機構)
の中でもビリのほうにあります。そう、ビリのほうです。なぜ、日
本だけが……
★「社会の裏側!」シリーズの既刊本案内
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