まさかと思う劇薬農薬が飛行機で撒かれ、
涙を流している「農園労働者」の姿が
見えるだろうか!
◆「社会の裏側!」88
~巨大食品企業ドール社が、映画『バナナの逆襲』に圧力をかけた凄まじい
舞台裏。こんなバナナを食べているとは~
山田博士・著
(880円です)
やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!
今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。
地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる
涙をストップさせたい。
空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、
ぼくはいつもその方法を考えています。
そのために、「食べもの」が人を180
度変え、家族を変え、文明を変え、歴史
を変えてきた重い事実を、知ってほしい。
★概要
本書は、1本の「ドキュメンタリー映画」からスタートします。
ぼくがこの内容を知ったときの、驚いた顔を、どうぞご想像下さい。
それでなくても、ふだん、世界の出来事の数々に驚いてばかりいる
ぼくの顔が、さらに大きく歪(ゆが)んでしまいました。
その映画の予告編の中で、バナナ農園の上空から飛行機が、農薬を
ザザザ~ッと撒(ま)いている光景を見ることができます。
本書の中に、その映画の「予告編」を見ていただけるよう、そのリ
ンクを貼っておきました。
あなたも、どうぞご覧下さい。
★★★
いやあ、この光景を見ると、凄(すご)い。
目の前で見ると、凄い。
これが、ただの水ならいいのです(笑)。
いつも涼しくさせてくれて、ありがとう、で、すみます。
でも……。
そう、その液体が、アメリカでも日本でも「精子を破壊する」とい
うことで使用が禁止された「劇薬農薬」だった、と言うのですから、
もう何をか言わんや……。
このドキュメンタリー映画『バナナの逆襲』は、そういう農園で働
く農民たちが、農園を運営するアメリカの巨大食品会社のドール・
フード社を相手どって訴訟を起こして勝訴した裁判が主たる内容な
んです。
★★★
そう、その液体が、アメリカでも日本でも「精子を破壊する」とい
うことで使用が禁止された「劇薬農薬」だった、と言うのですから、
もう何をか言わんや……。
このドキュメンタリー映画『バナナの逆襲』は、そういう農園で働
く農民たちが、農園を運営するアメリカの巨大食品会社のドール・
フード社を相手どって訴訟を起こして勝訴した裁判が主たる内容な
んです。
★★★
このドール・フード社は、中米のニカラグアに広大なバナナ農園を
持っております。
そして、現地の安い労働力のもと、莫大(ばくだい)な利益を上げ
ているわけですね。
でも、同社は、バナナの栽培に、きわめて有害でアメリカなどでは
とっくに禁止された劇薬の農薬を「平気で」使用してきました。
そして農園で働くそこの農民(労働者)たちにガン発症をさせたり、
無精子症による「子どもが作れない体」にさせたりしていたわけで
すね。
★★★
持っております。
そして、現地の安い労働力のもと、莫大(ばくだい)な利益を上げ
ているわけですね。
でも、同社は、バナナの栽培に、きわめて有害でアメリカなどでは
とっくに禁止された劇薬の農薬を「平気で」使用してきました。
そして農園で働くそこの農民(労働者)たちにガン発症をさせたり、
無精子症による「子どもが作れない体」にさせたりしていたわけで
すね。
★★★
なにしろ、その農園では、水に溶かした劇薬農薬を、飛行機を使っ
て空から大量に散布している……。
そして、その飛行機の下の大地では、労働者たちが裸足(はだし)
で働いている。
その農薬を頭からかぶっているわけですが、それは同時に、そのバ
ナナを食べる消費者に対しての健康をも害します。
こういう現状をそのままにして、知らんぷりのドール・フード社。
そして、そういう事実をまったく知らず、そういうバナナを眼を細
めながら、ほおばっている消費者たち。
★★★
て空から大量に散布している……。
そして、その飛行機の下の大地では、労働者たちが裸足(はだし)
で働いている。
その農薬を頭からかぶっているわけですが、それは同時に、そのバ
ナナを食べる消費者に対しての健康をも害します。
こういう現状をそのままにして、知らんぷりのドール・フード社。
そして、そういう事実をまったく知らず、そういうバナナを眼を細
めながら、ほおばっている消費者たち。
★★★
いやあ、ぼくなど、まったく信じられません。
この農園は、まるで、昔の奴隷農場じゃありませんか。
こういう現実が、いまの社会で平然と行われていることに、ぼくは
改めて驚きとともに大きな怒りを覚えます。
ささささ、どうぞ、皆さんも、ごいっしょにお手を。
そして、本書を注意深くご覧下さい。
★目次
★(第1章)
なにしろ、その農園では、水に溶かした劇薬農薬を、飛行機を使っ
て空から大量に散布している……。その飛行機の下の大地では、労
働者たちが裸足(はだし)で働いている。そして、その農薬を頭か
らかぶっているわけです(もちろんそれを食べる消費者も)……
★(第2章)
「内容が極めて不正確で中傷的」であり、上映すれば「告訴する」
との文書が、映画祭の主催者側と監督に送られるわけですね。ぼく
たちの想像を超える過激な「妨害」工作。そして、そこから見えて
くるアメリカメディアの暗部……
★(第3章)
この第2話は、ニカラグアのバナナ農園の労働者が、使用禁止農薬
の使用による農薬被害の賠償を求めて、ドール・フード社を訴えた
裁判でのやり取りを軸にして描いた作品です……
★(第4章)
その結果、さすがのアメリカの政府機関も動きだし、緊急調査を行
いました。そして、多くの作業者たちの精子数の減少、あるいは精
子がないことが判明した……というわけです。いやあ、こんなものが、
農園の頭上から飛行機で撒かれている……
★(第5章)
「ネットの浸透、紙メディアの衰退で、ジャーナリストは常に失職
を恐れています。でも不安や恐れにばかりとらわれていては、良い
仕事はできません。独立した、自由に物を書けるジャーナリストの
いない社会に、本当の意味での民主主義は育ちません」……
★「社会の裏側!」シリーズの既刊本案内
(880円です)